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『ボン・ヴォヤージュ』

フランス人は青が好き?Partie 1

2021.02.14 ブログフランス文化・歴史
Bonjour!

突然ですが、みなさんの好きな色は何色ですか?
フランスでは、半数以上が“Bleu”と答えるのだそうです!

フランスの国旗にも青色が入っていますよね。
フランスといえば「青色」というイメージを持っている方もいらっしゃるかも^^
でも、遠い昔、青色は人気のない色、むしろ、嫌われている色だったのです。意外でしょう?
本日は「フランス美術大好き!美術担当」スタッフ(そんな部門はありません…笑)が、ちょっと真面目に青色の歴史を語ります!



西洋文化の源流・古代ギリシャや古代ローマでは、青は“死”や“地獄”と結びつけられるネガティブなイメージでした。
フランス語やイタリア語などの元となったラテン語では、「青」は”azure”と表現するのですが、実は、この言葉もアラビア語の”azureus”から導入された単語です。
それほど、青色は存在感のない色でした。
(Côte d’azur(コートダジュール(訳:紺碧の海岸))など、今でもazurはフランス語で海の青や顔料を意味しますよね。)


そんな脇役の青色に転機が訪れたのは、12世紀の聖マリア信仰の流行です。
絵画や彫刻では聖母マリアのマントは青色で描かれますが、この決まりができたのは12世紀以降と言われています。
当時、青色は喪を表す色でしたが、我が子を磔(はりつけ)にされたマリアが身にまとう色として青色は最適だったからです。

芸術家とそのパトロンたちは、こぞって美しい青色を求めるようになりました!
「シャルトルブルー」という青色のステンドグラスで有名なシャルトル大聖堂も、この時期の代表的な建造物です。
そして、987年から1328年まで続いたフランスの王朝(カペー朝)が、12世紀末頃から青地に金色の百合の花をあしらった紋章を使い始めたことが、青色の地位を向上させる決定打となりました。
これ以降、王侯貴族は青色の衣を積極的に着用するようになったと言われています。


ヨーロッパの青色の歴史は、フランスが牽引していたと言っても過言ではないのかもしれません!


さて、長くなりましたが、
青色の歴史をもっと知りたい方は、ミシェル・パストゥロー「青の歴史」という本がお勧めです。
シャルトルブルーに興味が沸いた方は、次回ブログを楽しみにしていてくださいね。
Bleuを綺麗に発音したい方(eu難しいですよね!)は、レッスンでお会いしましょう♪


次回ブログでは、世界遺産・シャルトル大聖堂の青色のステンドグラスの秘密に迫ります♪
A bientôt (^^)/

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